29)プロジェクトえ~じろ~! NISHIKI フルカンパへ!
※このページは、上から下に読み進むように記録しております。
其の1 オークションで自転車をさがす。
プロジェクトえ~じろ~!作戦開始である。
ボロサビの自転車をオークションで探す、かくかくしかじか、
3名ぐらいのオークションになると、値段がつりあがってしまい
断念せざるを得ない。1ヶ月前ぐらいから、さかのぼること
BSレイダックアルミ 断念
ナショナルオーダーフレーム 断念
TANGE No.2 断念
BSグランヴェロ 断念
ようやく落札できたのがこの、ニシキ!
KAWAMURA NISHIKI (錦) FROM JAPON

1980年代の自転車である。
ラグレスフレーム、である。
国産、手作りでなければ、ありえないフレームである。
ボロサビでも、国産手作りの自転車フレームは、
純国産の気合い を 肌で感じることが出来る。
うんちく カワムラサイクル
昭和のヒトなら御存知、カワムラサイクルといえば、ニシキ と出てくる。
すかっとさわやか、コカコーラ!
ツンツン、ツノダ のテーユー号!
マルキン自転車、ホイ ノ ホイ ノ ホイ!
つー!といえば、かー!な語呂が昭和にはいっぱいあった。
カワムラサイクル、NISHIKIのブランドはヨーロッパ(オランダ、スウェーデン
デンマーク、フィンランド、スペイン)では、
大人気のブランドである。とくに「自転車を安物買いの銭失い。」
をやらない、国々に信頼をえている、NISHIKI
国内でも 阪神淡路大震災からみごとに復活!、
セミオーダー・フルオーダーで、フレームを製作してくれる。
エリートな自転車ブランド ニシキ!
世界に誇ることのできる自転車である。
其の2 ボロサビ 到着
時代のお宝発見!
ボロサビのNISHIKI AERO ニシキエアログローバル 届いた。

チューブを絞り楕円型にすることで風の抵抗を減らすフレーム、時代の最先端
であるが、横風なんか考えない、直進あるのみ!
シマノも巨額を投じて、AEROシリーズコンポを開発、発売していたが、
サンツアーが、マイクロライトシリーズなるものを開発、流線型にして重くなるなら
最小限の大きさで造った方が軽くて、風を受ける面積も減る!ってことなもんで
壮大なるAEROブームは、去っていったのである。じっくり観ると、このフレーム
丁寧に造ってあるのである。国産の産業の元気なときの息吹を感じる。
エアロの時代、1億総エアロの時代、空気抵抗係数Cd値を減らすため、
日本の工業製品が、何でもかんでも風洞実験をして、流線型の製品を
造るのが流行った時代の、自転車である。投影面積を極力少なくして
風の抵抗を減らしより速く走れる自転車フレームを追求する自転車産業
1980年代なかばぐらいだったと思う。こぞって、Cd値0.〇〇と
たしか、スバルアルシオーネが登場したのもこの時代だったような!?
チューブはシートチューブとヘッドチューブ以外、すべてティアドロップ型
タマゴ型といってもいい、これぢゃぁ、ラグレスフレームになってしまう
のは、当然である。屋根のあるところに仕舞ってあったようで、傷みは
少ない。ブルーのメタリックも冴えている。
フレームチューブが〇でないので、パーツ類の取り付けは、
加工しないと取り付けは難しいだろう。
其の3 解体
パーツを外し、フレームだけにする。NISHIKIの状態は表面に少し
サビのある程度なので、塗装は、クリヤーだけにする。

バラバラにすると、この自転車の品質が、見えてくる。
フロントホークの刻印をみてびっくり!!

TANGEのチューブを使っていた!こりゃ~特級品である。1980年代の製品
にしては、傷んでいない。これは、いい自転車になりそうである。
だが、当時のままの状態で乗るのであれば、掃除して、磨いて、
組み立てれば、終わるのであるが、現行のパーツ類を取り付けるのには、
そのままのフレームでは、取り付け不可能である。
フレーム各所の穴の直径が違うので、ボーリングしないとならない!。
更に、チェーンステイにアウターストッパーが溶接されていないので、
現行RDを組み付けるには何とかしないとならない????
Wレバーの台座は、まるっきり現在の規格と別モノ!アウターストッパー
は取り付けられるのだろうか????。
普通なら、あきらめるだろうね。ね!
結局昭和の粗大ごみで終わるのか~????
チャリリーマンは、「あきらめない!」のである。

なんじゃこりゃ!!!かつて一世を風靡した、SHIMANO AERO シリーズ
ブレーキレバー、RD、FD,なんと表現すればよいのか?角度のおかしな5アーム
クランク、チリンチリンの付けられるステム、AEROマークのペダル、600のブレーキ
などなど、見る人が見れば、お宝である。
ふつうに見るには、こりゃぁゴミだ!
其の4 クリヤー塗装
ダウンチューブのアウターストッパーの台座は、Wレバーのバンドを
変形させて、ボルトオンする。

熱いぎらぎらの太陽で、クリヤー塗装も焼きつく!
名付けて、「太陽光線焼付け塗装」

はめ込んであるリヤハブは、エンド幅120㎜を135㎜にするために無理矢理
ひろげて、リヤ三角が135幅に慣れてもらう為の準備運動である。

RDのアウターストッパーは、寝ないで考えた末の、苦肉の策である。
リヤのドロヨケ用ダボを借用5㎜のボルトで締め上げて装着!
RDのワイヤーの総延長が若干増えるが、シートステイに穴開けるよりは
強度的に問題ないので、こういうことになったのである。
最近のロードはチェーンステイの下側をワイヤーが這うのだが、
昭和の時代は、上側を這うのである。
時代の流れか、流行り廃りか、どちらにしろ、機能すれば、ええぢゃないか。
其の5 アウターストッパー FD・RD
昭和の時代は円形の台座であった。
最近のダウンチューブに溶接してある台座は、四角形である。
市販のアウターストッパーは、ベースが四角形にはまるように
つくられている。そのまま組み込むにはオサマリが悪い、
なので、四角に削った。フレームから外して
平型やすりで、ごりごり、ごりごり。


四角になったので、SUNTOUR製アウターストッパーをはめ込んでみると、

これをフレームに組付ければ、前後変速ワイヤーの処理ができるようになる。
フルアウターでディレーラーまでワイヤーを引っ張る方法も出来るのだが
一寸スマートではないので、ダウンチューブは、ワイヤーが左右に2本
ピン と 添っているのが、通常のロードレーサーである。
無骨だが、常に張力の掛かっている場所、頑丈第一!、
である。
其の6 SHIMANO 600 AERO
莫大な投資をして、風洞実験室をつくり、過去にSHIMANOが
社運をかけて開発した、AEROシリーズ

5アームは、金型がまちがっているわけではなく、トルクをかけたときに
ここがいいと決めたのだからずれちゃったわけではない。ちょっとアンバランス
にみえるが、今となっては、かえって新鮮!なクランクである。
BBはというと、カップ&コーン

あえて、シールドに変更する。 昭和のデットストック!極秘入手!


装着すると、こんな感じである。
其の7 カンパニョ~ロ ヴェローチェ
エルゴパワーはXENON スプロケットはヴェローチェ、チェーンもヴェローチェ

当然リヤディレーラーもカンパを装備したほうがいい。
予算をはるかにこえて、ヴェローチェRDを仕入れる。

黒くて渋いRDである。フロントは旧105を使用する。(後で、こまったことに、、)
其の8 組み立ててみる。
毎回、組み立てるときには、カメラマンを頼みたいと思う。
グリスと、あぶらだらけの手なので、写真をと思うが、
手を洗って、写真撮って、など、やってらんないのであるが、一寸撮った。



とりあえず、こんなである。

LEDテールランプも装着 フルクラムレーシング7が光る。ロードになったのである。
其の9 手作りスモールパーツ
自転車は、スモールパーツといわれる、細かい部品が、ある。
昭和の時代は、様々なスモールパーツが作られていたが、最近は、
部品点数を少なくしているのか、望むネジや、金具などが売ってない。
なければ、作るしかないのである。このNISHIKIを仕上げるために、
削ったり、変形させたり、カスタムパーツを2~3写メしてみた。
・シートステーアウターストッパーの代用品、シマノのダウンチューブ用


・ダウンチューブ 前後ディレーラー用アウターストッパーをWレバーのバンド利用



・前後ブレーキまわり
リヤブレーキ、ボルトナットの径の違いは、リーマーでごりごりやって装着。


・26.6Φに削り落とした、26.8Φのシートピラー

くろの塗装仕上げだった、SAKAEのデッドストック品0.2ミリ削れば、
ジャストフィット!グレーの場所は、シートチューブに、入らない。
其の10 ボトムブラケットとクランク、FD の交換
フルカンパNISHIKI、にするべく、さらに進化へ
ドライヴトレーンを全てカンパにするべく、
フロントディレーラー、クランク、BB、を仕入れる。



直付けFDに、28.6Φバンドアダプター(黒)↑
オークションで新品を見つけたのである。52×42とハイギヤードなので、買い手
がいなかった模様である。落札成功!
BBはまだ、新品が残っていて、リーズナブルなお値段で、
専用工具と共に、購入!である。
いざ、フル!ベローチェ化!
其の11
クランクのカスタムチューン
手元に届いたヴェローチェクランク

5ピンの刻印が入っていない!クラス的に考えれば納得なのであるが、
秘蔵の5ピンを蔵出し!するのである。

刻印の入っているボルトナットは、やはり、雰囲気がでる。
のっぺらボルトよりは、刻印入りの方が迫力がある。
そういうわけで、即!組み換え!である。
左組み換え前→右組み換え後
品位、品質、を漂わせるクランクに変身!!
クランクフィキシングボルトにも刻印が入ってるのである。

其の12 ペダル選出!
ペダルを探していたのだが、やはり国産にするっぺ!
というところで、MKS社製 三ヶ島ペダルに間違いはない。
なので、シルヴァンライト!

トウクリップをつけて走るにはもってこい!のペダルである。
シュアーフットコンパクトも候補にあったのだが、
コストパフォーマンスでこれに決定!である。
其の13 ヴァージョンアップ(組み込み)
近日中公開!
☆Kawamura NISHIKI AERO VELOCE☆
30年ぐらい前の自転車が、現代のパーツを装備して、甦った。
NISHIKI AERO GLOBAL VELOCE
1980年代に、時代の最先端だった、AEROフレーム
平成の世の中に現れても、妙に新鮮!である。
























